現状の取組を可視化&庁内のSDGsに対する意識づけを目的としたツール活用|南アルプス市役所
写真左:樋泉孝司様
写真右:塩澤宏紀様
TSUMUGI@を導入することで、現状の取組状況を可視化・庁内のSDGsに対する意識づけを行っている南アルプス市役所様。
今回は総合政策部政策推進課の樋泉様と塩澤様に、TSUMUGI@を導入したことによってどのような変化があったか、使ってみての感想や、今後の活用方法についてお話を伺いました。
※記事内の情報は2024年3月時点のものです。
TSUMUGI@を導入検討した背景を教えてください。
塩澤:国や企業レベルでは、「SDGsに積極的に取り組む」という潮流に対応できているという印象を持っています。その一方で、地方自治体としてSDGsに積極的に取り組んでいきたいと思ったときに、具体的にどう取り組むかという方向性を見出しにくい状況がありました。
そういった中で、診断ツールという形で現在の南アルプス市の取り組み・市職員の認識というのがどの程度なのか判断するにあたって、今回TSUMUGI@を導入してみようという意見が上がりました。
樋泉:やはり見える化というのが重要かなと思っています。職員もSDGsという言葉は知っていて、当然業務の中でもSDGsの考え方に基づいて行っています。
しかし、見える化するという意識は薄かったなと感じていて、この課題を解消できるという点は大きいと感じています。
TSUMUGI@を使ってみた感想はいかがでしたか?
樋泉:今回TSUMUGI@を導入するにあたって、勉強会などを開催し職員へのアプローチを行いました。そのため、職員もSDGsが自分の業務とどのように関わっているのか、意識する良い1つのきっかけにはなったのではないかと感じています。
塩澤:管理側としての意見としては、フレームワークとアクションフェーズという形で、設問の趣旨や、その対象というのをはっきり分けて行う診断は非常に分かりやすかったです。また、今後どのような課題に対して力を入れていくかという部分を経年的に診断できるという機能も活用していきたいと思っています。
樋泉:設問への回答も担当者の負担にならない程度だったので、使用感としても満足しています。
診断結果は今後どのように活用されていく予定ですか?
樋泉:今回の結果は庁内にフィードバックしているので、各担当者に業務の改善に役立ててもらおうと思います。また、先ほども述べたように、自分の業務がSDGsとどう関わっているのか、把握してもらうための意識づけとして活用していこうと考えています。
今後の当社に望む一言をお願いします。
樋泉:こういったツールを全国的に、より多くの自治体が使うことによって、お互いの意識も高まるし同規模の自治体の比較検証などに非常に有効になると思います。そういった面で、日本工営さんにはぜひ導入自治体を増やしてもらいたいですね。
今後どのように自治体SDGsを推進していきたいとお考えですか?
樋泉:やはり職員に意識してもらうことが1番重要ですね。自治体の活動の根幹はSDGsの考え方に基づいていると思います。TSUMUGI@のようなツールを使って、職員自身が自分の仕事の中でSDGsを推進していく。そういった流れを強化していきたいと思います。
塩澤:SDGsでどんな取り組みをすればいいのか、どこを目指していきたいのかを言葉で表すのは非常に難しいと思います。
こういった診断ツールの活用方法として、最初はSDGsという言葉に慣れること。そして、最終的にはSDGsに関しての認識を、業務の姿勢や公務員としての姿勢として認識し体現できるようにすること。
それが、地域の住民の方に対してはもちろんのこと、いろんな面で波及的効果が得られることが目指すべきところだと考えています。
導入を検討している自治体に向けてメッセージをお願いします。
樋泉:SDGsへの取り組みをどのように推進していくか、苦慮されている自治体もいらっしゃるんじゃないかなと思います。TSUMUGI@の機能で最大のポイントは可視化できるという点。行政の取り組みをSDGsと絡めて見える化できるのは、とても実用的でした。
そういった面で、まずは導入してお互いにSDGsを推進していけたらなと思います。
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